犬の芸は、人と犬の絆を深めるために楽しく訓練することができる素敵なアクティビティです。その中でも特に可愛いと人気なのが「サイドステップ」です。この芸を教えるための3ステップを紹介します。
ステップ1:基本動作の確認
まず最初に、犬にサイドステップの基本動作を確認させましょう。犬が敷地内で自由に動ける場所を作り、飼い主が1メートルほど離れて立ちます。そして犬に対して片手でおすわりをさせた後、もう片方の手でお手をさせるように指示します。この時、飼い主の周りの方向(左側なら左、右側なら右)にお手をさせるように犬を誘導します。その後、犬が方向に合わせて動いたら、その方向に向かって歩いている間に次のコマンド「おいで」をかけます。
ステップ2:歩数を増やす
犬が基本動作を理解したら、歩数を増やしていきましょう。まずは片手でお座りをした犬に対してもう片方の手でお手をさせ、障害物を3メートル程離れたところに配置します。そして、コマンド「サイドステップ」をかけると同時に、もう片方の手を上げて犬の目の高さに誘導します。犬が障害物に近づいたら、次のコマンド「おいで」をかけて障害物の際に犬の鼻先をその手でブロックするようにしましょう。この時、犬が障害物を避けるように進んだら、再度お座りをさせます。
ステップ3:指示を減らして自立を促す
最後に、犬に指示を減らし、自立してサイドステップを行えるようにしましょう。具体的には、障害物を取り除き、犬に対してコマンド「サイドステップ」をかけた後、障害物のあった場所でお座りをさせないで、おいでをかけてください。すると犬は自ら障害物を避けてサイドステップを行うようになります。ここまでくれば、犬は自分で障害物を避けることができるようになっています。
このように、サイドステップの芸を教えるには基本動作の確認からスタートし、徐々に難易度を上げていくことで犬のトレーニング能力や信頼関係を高めることができます。また、この芸を通して犬の身体能力も向上させることができ、寝たきり予防にもつながります。愛犬と一緒に楽しくトレーニングしながら、健康的な体作りも目指してみてくださいね。
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