柴犬とビーグル犬は共に日本で人気のある犬種です。しかし、今日では高齢者の飼育放棄が後を絶たない状況にあります。個人で犬を飼う場合は、防げることがたくさんありますので、飼う前によく考えてほしいと思います。
高齢者の飼育放棄は、健康や経済面の問題の他、高齢者の方が犬の世話をするのに負担が大きくなり、手放すことになるという事情もあります。しかし、それでも個人で飼う場合は予防ができることがたくさんあります。例えば、適切な散歩や運動、栄養バランスの良い食事、狂犬病のワクチン接種などです。また、犬の飼育には費用がかかりますが、あらかじめ予算を立てて計画的に飼うことも大切です。
また、柴犬やビーグル犬は子犬の時はとても可愛いですが、成長すると性格や体格が大きく変わることもあります。そのため、飼い主さんがしっかりと犬種の特徴やしつけ方法を学ぶことも重要です。
もしも飼う前によく考えても「やめたい」と思ってしまうようなことがあったら、それはもう充分に熟考されている証拠です。犬は一生をかけて様々な面倒を見ていく生き物です。飼う前に、どんな困難が待っているか考え、しっかりと準備をした上で飼うという意志のある方には、愛情を持って犬を飼育してほしいと思います。
