犬のしつけには「ポジティブリンフォースメント」という訓練方法があります。これは犬が望ましい行動を行った時に褒めることで、再現性の高いしつけを目指すものです。その中でも重要な一つが「アイコンタクト」です。
チワワという小型犬のしつけの場合、まず大切なことは自分の目を見てもらえるようにすることです。そのためには、犬に自分の顔を見るように仕向ける必要があります。
まず、まだアイコンタクトの練習をしていない場合は、おやつを手に持って犬の目の前に出し、しっかりと見せます。そして「見て」という指示を出します。最初はうまく目を合わせられなくても、あきらめずに指示を出し続けることが大切です。
犬が少しずつ目を合わせるようになったら、おやつを与えながら褒めることで犬に「目を合わせること=褒められること」という関連付けをさせることができます。そして、次第におやつを目の前で待つように指示を出し、待てるようになったらおやつを与えるようにします。
繰り返し練習をしていくことで、犬は自分の目を見ることが褒められることだと学習していきます。そして、仕上げとして「見て」という指示が出たら、おやつを待つだけではなく、視線を主人に向けるように訓練していきます。
このようにアイコンタクトの基本的な教え方は訓練を繰り返すことで身についていきます。しかし、チワワなど小型犬の場合は、目が大きく特徴的なので、あまり見つめすぎると犬がストレスを感じることもあります。そのため、適度に訓練を行うことが大切です。
アイコンタクトのトレーニングはしつけの基本となるものであり、犬とのコミュニケーションを円滑にするためにも重要です。ぜひ実践してみてください。
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