【犬散歩】雨の日、犬の散歩どうする?注意点をプロドッグトレーナーの目線で解説

【犬散歩】雨の日、犬の散歩どうする?注意点をプロドッグトレーナーの目線で解説

雨の日の犬の散歩は、犬の健康管理のためにも重要ですが、それでいて注意が必要な状況でもあります。ここでは、フロドッグトレーナーの観点から、雨の日の犬の散歩について解説します。

まず、雨の日の犬の散歩をする際に最も重要なのは、犬の体が濡れてしまわないようにすることです。犬は、人間と比べると体の表面積が小さいため、体温を保つのが苦手です。そのため、濡れたまま外にいると体温が下がり、風邪を引いてしまうリスクが高くなります。また、長時間濡れていると皮膚病や寒さによる体の不調を引き起こす可能性もあります。

そのため、万が一のことを考えて、雨の日に出かける前には必ず犬用のレインコートやパラソルを準備しておくことが重要です。特に小型犬や短毛種の犬は、体温調整が苦手なため、必ず身に付けさせるようにしましょう。

次に注意しておきたいのは、雨の日に散歩中に車道や歩道の水たまりを避けることです。水たまりの中にはガラスや石が隠れている可能性もあり、犬の足を怪我させてしまう可能性があります。また、道路が滑りやすくなるため、リードをしっかりと握り、犬が転ぶことのないように気をつけて歩きましょう。

また、雨の日は通常の散歩よりも短めに、15〜20分程度で終えるのが望ましいです。雨の日は冷たいため犬も疲れやすくなりますし、濡れた身体で家に入ると体を冷やしてしまう可能性があります。それよりも、日頃よりもエクササイズ量を減らして、体を温めることに重点を置きましょう。

最後に、雨の日の犬の散歩で注意しておきたいのは犬の心理状態です。多くの犬は雨が苦手で、不安やストレスを感じてしまう場合もあります。そのため、耳の後ろや足の裏など、犬が濡れても大丈夫な部分を重点的に拭いてあげましょう。また、怖がりや神経質な犬の場合は、屋根のある場所や、静かな場所で散歩をするようにし、犬のストレスを軽減させるよう配慮しましょう。

雨の日の犬の散歩は、晴れの日とは違う注意点がありますが、十分な準備をして犬の体調や心理状態に配慮しながら行うことで、犬も飼い主も安心して楽しめる散歩になるでしょう。定期的な運動やトレーニングは犬の健康に不可欠なので、雨の日でも犬の散歩を怠らずに行うことが重要です。

犬のしつけカテゴリの最新記事