フセマテとは、犬に「座れ」という指示を出して、その状態を維持させることを指します。犬のしつけの中でも、最も基本的なコマンドの一つです。
まず、犬に「座れ」という指示を出します。このとき、はっきりとした声や手のジェスチャーを使うと効果的です。また、犬の名前を呼ぶときと同様、高いトーンの声で指示を出すと犬の関心を引きやすくなります。
次に、犬が座ったら、すぐにご褒美となるおやつやおもちゃを与えます。この時に、犬が座ったまま動かないように、手のひらで胸元をさわったり、首の下を押さえるなど、犬が立ち上がらないように気を配ります。
犬が座ったまま動かずに待つのは難しいため、最初はご褒美を持った手を犬の鼻先に近づける方法が効果的です。犬が特にじっとしているときや、おやつやおもちゃに特に興味を示しているときに指示を出すと、成功しやすくなります。
さらに、座った状態を少しずつ長く維持させるために、最初は数秒から始めて、徐々に10秒、20秒と時間を延ばしていきましょう。犬がじっとしている間は、声を掛けたり、手を犬の前で動かしたりして、犬の集中を保つことが大切です。
犬が座ることを覚えたら、次は「待て」という指示を加えて、さらに長い時間犬をじっとさせるようにトレーニングをします。この指示を覚えた犬は、家の中や公園など、さまざまな場所で使うことができ、犬のコントロールがしやすくなります。
最後に、犬にとっては楽しいトレーニングになるように、明るく楽しく声をかけながら、コミュニケーションを取ることも大切です。根気よく繰り返しトレーニングを行うことで、誰でも簡単にフセマテを教えることができます。
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