犬のしつけにおいて、飛びつきという問題行動はよく見られます。特に若くて元気な犬や大型犬に多い傾向があります。飛びつきは、犬が主人や他の人に対して興奮して喜びを表現する行動ですが、人にとっては不快な行動となることがあります。
そこで、プロのドッグトレーナーである私がお伝えしたいのは、犬の飛びつきに対処するための方法です。まず、飛びつきをする犬には基本的な躾ができているかどうかを見極めることが重要です。基本的な躾が出来ている犬であれば、飛びつきも自然と減っていくでしょう。
また、犬の飛びつきに対する対処法としては、以下のポイントがあります。
1. 「自制心」の養成
まず、犬に自制心を養成させることが大切です。自制心があれば、犬は自分の興奮を抑えることができます。これは、基本的な躾をすることで身につくものです。具体的には、躾の基本である「待て」や「おすわり」などの命令を覚えさせることが重要です。
2. 犬の興奮を抑える方法
飛びつきは犬が興奮している状態で行う行動なので、興奮を抑えることができれば飛びつきの頻度を減らすことができます。そのためには、犬を別の場所に誘導することや、適度な運動をさせることで犬のエネルギーを消費させることが有効です。
3. リワードを上手に使う
犬の躾には、リワードを上手に使うことも重要です。例えば、主人や他の人が部屋に入る際に犬が飛びついたら、怒らずに「待て」などの命令を出して、徐々に部屋に入ります。そして犬が命令を守った場合には、「よくできた!」とリワードを与えることで、犬にとって良い行動をすることでリワードを得られるということを学ばせることができます。
4. 飛びつき行動を無視する
犬が飛びついても、無視することで犬にとっては良い反応ではないことを教えることができます。この方法は、犬に上位であることを示すことができるので、犬が主人や他の人に対して尊敬を持つようになります。ただし、犬が主人に対して興奮していない場合には無視をすることで、逆に犬の興奮を増幅させてしまう可能性もあるので注意が必要です。
飛びつきは、しつけを怠ることで長期的な問題行動となる場合があります。そのため、早めの対処が重要です。もし、自分で対処できない場合には、しつけのプロフェッショナルであるドッグトレーナーのサポートを受けることもお勧めします。犬との楽しい生活を送るためにも、しつけは欠かせないものです。ぜひ、しつけを通じて犬との信頼関係を築いていきましょう。
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