私のコトメには、私が幼い頃から大切に育ててきた犬がいました。その犬は私にとって家族の一員で、私が不安や悲しみを抱えているときにはいつも傍にいてくれる存在でした。
しかし、ある日コトメが妊娠が発覚し、私に「この犬邪魔だからあんたが処分してw」と笑いながら言ってきました。私は驚きと憤りを感じ、その言葉を受け入れることができませんでした。コトメは私の大切な家族をただの邪魔者扱いしているのです。
出産後、コトメは私の元を訪ねてきました。犬をしつけるためにしばらく預かってほしいというのです。私は彼女の態度に怒りを覚えていましたが、犬のことを考えて預かることにしました。
その後、しつけられた犬を取りに来たコトメを迎えに行くと、驚きの光景が待っていました。犬はとても大人しく、礼儀正しく振る舞っていました。コトメも驚いた様子で、「こんなに良い子になってどうしたの?」と尋ねると、しつけを担当してくれたトレーナーさんのお陰だと教えてくれました。
私は思わず「あら、コトメさんもいいことしたんだね」と言ってしまいました。すると、コトメは「そうじゃなくて、犬があんなに良くなったのは私のおかげなんだよ。母になって分かったことがあるんだ。」と言いました。
その言葉に私は心の中で笑ってしまいました。自分の子供をしつけることができないくせに、他人の犬をしつける自信があるなんて、本当にバカだと思いました。その後、犬を返した後コトメは私に対して謝罪し、「私も母親になって思いやりの心を学びました。本当に申し訳ない。」と言ってきました。
私はコトメに対して怒りを覚えていましたが、その謝罪に私の心はスカッとしました。そして、カルマの法則がきっちりと働いたなと笑いながら思ったのでした。
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