チワワのしつけには、まず基本的な待ての教え方が重要です。待てとは、犬が命令を受けた際に動かずにじっと待つことを指します。犬はこの命令に従うことで、飼い主の権威を認めることができ、散歩や食事など日常生活での指示に従うことができるようになります。
待ての教え方は以下のような手順で行います。
1. 頭の高さにおやつやお気に入りのおもちゃを用意します。
2. 飼い主が座り、犬の目線と同じ高さになります。
3. 犬の名前を呼び、待ての姿勢をとるように手を上げます。
4. 犬が待ての姿勢をとったら、おやつやおもちゃを手に持ち、犬の鼻の前に近づけてから戻します。
5. 犬が最初から飛びつかずにじっと待っていたら、おやつやおもちゃを与えます。もし待てていない場合は、おやつやおもちゃを片手に持ったまま、もう一度待ての姿勢をとらせます。
6. 犬が待ての姿勢を維持できるようになったら、おやつやおもちゃを手から離し、待ての状態で数秒間放置します。
7. 徐々に待ての時間を長くし、最終的には数分間待てるようになります。
待てができるようになるまで反復練習を行い、一度覚えてしまうと犬はずっと覚えているものです。ただし、待てを過度に要求しすぎて犬がイライラしたり、飼い主が怒ったりすると犬の信頼を失う可能性があるので、待ての練習は楽しく行うことが大切です。また、待ての練習は犬の性格や能力によっても異なるので、自分のペースに合わせて行うようにしましょう。
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