犬をしつける際に、オヤツは非常に有効なツールです。しかし、適切な使い方をしないと逆効果になることもあります。そこで、プロのドッグトレーナーがオヤツの正しい使い方を実践編で解説します。
まず、オヤツは褒賞として与えるものであり、罰として使うべきではありません。また、教えたい行動が完了する前に与えるのはNGです。例えば、「座れ」と言った後、座った時点でオヤツを与えるのではなく、座り終わった後にオヤツを与えるようにしましょう。これによって、犬は行動を完成させることでオヤツを得られると学習し、より良い行動を促すことができます。
また、オヤツを与える際は一定のタイミングで与えるようにしましょう。不規則なタイミングで与えると、犬はオヤツを獲得するために必死になり、教えたい行動に集中することができません。例えば、一日に3回トレーニングを行う場合は、毎回同じ時間帯に行うようにしましょう。
さらに、オヤツの量も重要です。多すぎると犬は興奮しすぎて教えたい行動を行うことが難しくなり、少なすぎるとモチベーションが低くなります。適切な量を調整し、犬が楽しんで取り組めるようにしましょう。
最後に、オヤツは訓練において手段であって目的ではありません。犬がオヤツを獲得することに執着して、訓練を行うことが目的になってしまわないように注意しましょう。犬とのコミュニケーションを大切にし、オヤツを上手に使いながら、犬の良い行動を促していきましょう。
褒められて喜ぶ姿がとてもかわいい。。。