犬しつけにおいて、リードの引き方は非常に重要です。しかし、実際には多くの飼い主はリードの引き方について正しい知識を持っていないことが多いのです。そのため、今回はプロのドッグトレーナーが解説する、正しいリードの引き方とその効果についてお伝えします。
まずはじめに、リードの引き方の正しいポイントとして大切なのは、一定のルールを守り、リードに緊張感を持たせることです。犬は引きずられたり、リードを緩められたりすることに慣れると、思うがままに動いてしまいしつけが困難になってしまいます。そのため、リードを引くときは犬が動く前にリードを緩め、犬が落ち着いたら再びリードを引くようにすることで、犬に一定のルールを守らせることができます。
次に大切なポイントは、リードの持ち方です。犬の体に沿うようにリードを持つことで、犬に圧迫感を与えず自然な動きをさせることができます。また、指でリードを引くのではなく手全体でグッと引くことで、より強いリードの引きを行うことができます。しかし、強すぎる引きは犬に負担をかけることになり、逆効果になるので程々の力で行うことが大切です。
また、犬の性格や状況に応じて、リードの引き方を変えることも重要です。特に散歩中に犬が興奮したり攻撃的になったりする場合、リードを引いて制御しようとすると余計に犬を刺激してしまいます。そのような場合は、リードを短く持つことで犬の動きを制限し、飼い主が指示を出すことで犬を落ち着かせるようにしましょう。
最後に、リードを引くときのタイミングも重要です。犬が悪い行動をとった後にリードを引くのは適切ではありません。犬はその行動をとってからリードを引かれても、その行動が良くないとは気づきません。そのため、犬が良い行動をとった時にリードを緩め、褒めることで犬に良い行動を学習させることができます。
正しいリードの引き方を行うことで、犬はリードの指示を守るようになり、しつけがよりスムーズになります。また、飼い主との信頼関係も強まり、より楽しい散歩をすることができるでしょう。是非、この正しいリードの引き方を実践してみてください。
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