犬のしつけは大切ですが、やり方を間違えると逆効果になってしまう場合もあります。ここでは、初心者の方に向けて、犬のしつけでやってはいけないNG行為を4つご紹介いたします。犬に対する配慮や理解を持って、上手なしつけを行いましょう。
1. 暴力的なしつけ
犬を叩いたり、叱りすぎるなど暴力的なしつけは断じて行ってはいけません。犬は恐怖心によって、しつけを覚えることはできません。また、激しいしつけをされると犬はストレスを感じて自分の行動や状態をコントロールできなくなることがあります。暴力的なしつけは、犬との信頼関係を損なうだけでなく、心身の健康にも影響を与えることがあるので絶対に避けるべきです。
2. 長時間の無理な訓練
犬の脳は人間と違い、集中力が長時間続くことができません。そのため長時間の無理な訓練は犬にとってはストレスとなり、逆効果になります。犬からしたら「苦しい思いをしてでも、飼い主に喜んでもらおう」というような意識は持っていません。そのため、しつけは細切れに少しずつ行うことが効果的です。
3. 無視や放置
しつけをする上で重要なのは飼い主と犬のコミュニケーションです。無視や放置をしていると、犬は何をしてよいか分からず、不安やストレスを感じることがあります。また、人間と同様に犬も愛情や関心を感じることで絆が深まり、信頼関係を築くことができます。いつも犬とコミュニケーションをとり、関わりを持つよう心がけましょう。
4. マズルなどの器具を使ったしつけ
マズルやハーネスなどの器具を使用して、犬の行動を制限するのもNG行為です。犬は器具をつけられることで不快感やストレスを感じることがあります。さらに、器具をつけていることで犬が悪い行動をしても反省することができず、逆により悪い行動を繰り返してしまうことがあります。器具を使わず、犬の行動を直接指導していくようにしましょう。
犬のしつけは、飼い主の理解や配慮が最も重要です。犬との信頼関係を築き、優しく指導することで、より良いコミュニケーションが築かれ、健全なしつけが可能となります。犬との楽しいコミュニケーションを大切にしましょう。
