愛犬が散歩中に他の人や犬を見ると吠えるという行動は、飼い主さんにとっても困るものです。今回は、私がドッグトレーナーとしてお客様からよく相談を受ける散歩中の吠え癖について、具体的な対処法をご紹介いたします。
1. リードのコントロールをしっかりする
散歩中は、リードをしっかり握り、緩めないようにしてください。リードが緩むと、犬にとっては「自由に行動してもいい」というサインになってしまいます。そのため、リードが緩んだ時に吠える癖がついてしまいます。リードを緩めることなくコントロールすることで、犬に「あなたがリーダーだ」と認識させることができます。
2. 声のトーンを変える
犬は、人間の声のトーンに敏感です。そのため、散歩中に吠える時には、怒ったようなトーンではなく、穏やかなトーンで話しかけるようにしましょう。怒ると犬もより興奮して吠えるようになってしまいます。テンションを保ったまま、穏やかに話すことが大切です。
3. しつけをする
吠えた時には、伝えたい言葉を短く明確に伝え、さらにはっきりとしたジェスチャーをすることで、犬に「この行動は許されない」ということを理解させることができます。しかし、怒ったり叱ったりするのではなく、冷静に行うようにしましょう。
4. ポジティブリワードを与える
犬は、褒められることが大好きです。吠えずに静かに歩いている時には、しっかりと褒めてあげましょう。さらには、リードを引っ張らず、静かに歩いている時には、おやつをあげたり、大好きなおもちゃで遊ばせることも効果的です。犬はその行動を繰り返したくなるため、吠えずに静かに歩くことを覚えるようになります。
5. トレーニングをする
散歩中に吠える癖がついてしまった犬には、しつけのトレーニングが効果的です。犬が他の人や犬を見ても吠えずに静かに歩くことを徐々に練習させることで、癖を改善させることができます。しかし、一人では難しい場合は、プロのドッグトレーナーに相談することをおすすめします。
散歩中の吠え癖について、この5つの対処法を試してみてください。犬とのコミュニケーションをしっかりと取り、一緒に楽しく散歩をすることができるようになると思います。しかし、それでも改善されない場合は、トレーナーに相談することをお勧めします。犬の吠え癖は改善できるものなので、諦めずにトライしてみてください。
テーマのリクエストです!
お迎え1週間目にするとよいこと、2週間目にするとよいこと、3週間目、4週間目……など、時間の経過に合わせてやるべき社会化トレーニングの種類やしつけなど、シリーズで教えてほしいです(^^)