お家で絶対にしてはいけない犬のしつけ5選【ドッグトレーナー解説】

お家で絶対にしてはいけない犬のしつけ5選【ドッグトレーナー解説】

犬のしつけには様々な方法がありますが、中にはお家でのしつけでは危険や困難なものもあります。そこで今回は、お家で絶対にしてはいけない犬のしつけ5つをドッグトレーナーの私が解説します。

1. ネギを使ったしつけ
「ネギを使えば犬が素直になる」というような情報を聞いたことがあるかもしれませんが、実際は危険なしつけです。犬はネギの成分が苦手で、興奮したり不快になったりする可能性があります。また、ネギの香りが犬にとって強烈でストレスになることもあります。しつけに必要なのはネギではなく、愛情や適切な訓練です。

2. ベランダからのしつけ
犬が服従するようにするためにベランダから首を突っ込んで叱る行為は厳禁です。このようなしつけは犬を傷つけたり、怯えさせてしまう恐れがあります。また、ベランダからのしつけは犬にとって環境が変わった上に、家の中からの服従という訓練とは違うため、効果的ではありません。

3. 声のトレーニング
「大きな声で怒ることで犬をしつける」という考え方もありますが、実際には逆効果です。大きな声で叱られることにより、犬は恐怖心を抱き、ストレスを感じることになります。そのため、服従の代わりに犬は逃げたり攻撃的になることもあります。犬の訓練には穏やかな声と愛情が必要です。

4. ヒヤシンスの匂いを使ったしつけ
犬がヒヤシンスの匂いを嫌うことから、トイレトレーニングの際にトイレ以外の場所にヒヤシンスの匂いをまいて犬を驚かせるという方法があります。しかし、犬にとってヒヤシンスの匂いは臭いだけでなく苦痛なものになります。トイレ以外の場所でトイレをしたいという欲求がある場合、相手を怖がらせることでトイレをすることはさらに難しくなります。

5. 手を使ったしつけ
手を使ったしつけとは、引っ越しの際に首輪を付けない、過剰に引っ張る、そして咬む・叩くことなどを指します。このようなしつけは犬に痛みや恐怖を与えるだけでなく、不信感や不快感を与えることにもなります。犬のしつけには怒ることも大切ですが、手を使わない方法で優しく訓練することが最良の方法です。

以上がお家でしてはいけない犬のしつけです。犬のしつけは愛情と正しい方法で行うことが重要です。特にお家では、犬が安全に過ごせる環境を作ることが一番大切です。犬とのコミュニケーションを大切にし、楽しいしつけを心がけましょう。

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