【実践】犬の甘噛み、拾い食いを改善するしつけ法をドッグトレーナーが解説

【実践】犬の甘噛み、拾い食いを改善するしつけ法をドッグトレーナーが解説

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犬の甘噛みや拾い食いは、飼い主にとっては困りものですよね。今回は、犬のしつけの専門家であるドッグトレーナーが、この問題を改善する具体的な方法をご紹介します。

まず、甘噛みについてですが、これは犬が社会性を学ぶ過程で身に付けた本能的な行動です。しかし、飼い主にとっては痛いだけでなく、子犬のうちはかわいいかもしれませんが、成長してからは危険な行動にもなり得ます。そこで、甘噛みを改善するためのしつけ法を紹介します。

まずは、犬のことばかりに集中するのではなく、飼い主も自分のことを見直す必要があります。犬との関係性は、人と人のコミュニケーションと同じで、お互いに相手を尊重し愛情を持つことが大切です。飼い主が怒ったり叱ったりすることで犬にストレスを与えることは、甘噛みや拾い食いを引き起こす原因になるのです。

次に、甘噛みに対しては、適切なマズルを使ったリーダーシップが重要です。犬は、自分より強く自分を守ってくれるリーダーがいると安心し、甘噛みが減る傾向にあります。そのためには、犬がリラックスして過ごせる環境づくりが大切です。犬と一緒に過ごす時間を増やし、犬の本能的なニーズを満たすようにしてください。

また、甘噛みをする犬に対しては、しっかりと制止することも重要です。しかし、叱るのではなく適度に力を込めて押し返し、その後は無視したり違う遊びを提供するようにしましょう。犬にとって飼い主が無視されることはとてもストレスですので、この方法を行うことで甘噛みの反応を穏やかにすることができます。

次に、拾い食いについてですが、これは犬の本能的な行動で、飼い主が食べ物を取り上げてくれるという期待があります。しかし、腐ったものや人間にとっては有害な物を食べてしまうことで、犬の健康を害する可能性があります。このような危険な行動を改善するためには、以下のような方法があります。

まずは、遊びの中で「待て」や「離れる」などの基本的な命令を教えることが大切です。犬に命令を教えることにより、飼い主とのコミュニケーションが上手くいくようになります。また、散歩の際にはリードを使い、拾うことを許さないようにしましょう。そして、犬が拾い食いをした際には、怒るのではなく無視して別のものを与えるようにしましょう。

さらに、犬の置物や玩具を与えてみることも有効です。犬にとっても楽しい遊び道具を与えることで、犬はそれに集中するため、拾い食いをすることは減っていきます。ただし、置物や玩具を与える際には、犬のサイズや力に合わせて選ぶ必要があります。

以上が、甘噛みや拾い食いを改善するための具体的な方法です。しかし、犬のしつけには根気が必要ですので、飼い主の方にも気長に取り組んでいただくことが大切です。犬との良好な関係を築くためにも、積極的にコミュニケーションをとり、愛情を持ってしつけを行ってください。

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