犬しつけの基本の1つとして呼び戻しのトレーニングが挙げられます。犬を自分の呼び声で呼び戻せるようにすることは、散歩や外出の際にとても重要なことです。しかし、呼び戻しのトレーニングにおいては、絶対にやめてほしくないことがあります。
まずは、犬を罰することは絶対にやめてください。犬は自分が罰を受けていると感じたら恐怖心を抱くことになり、呼び戻しのトレーニングがうまくいかなくなります。犬はマイナスの反応をすると、その行動を避けるように学習するため、怖さや罰を受けることを恐れて呼び戻しを拒否するようになってしまいます。
また、犬が何かをしている最中に呼び戻してしまうことも控えてください。例えば、犬が何かに興奮している最中や楽しそうに遊んでいるときに、無理やり呼び戻してしまうことは避けましょう。犬は楽しいことをしている途中で呼び戻された場合、呼び戻しを不快なものと結び付けてしまい、将来的に呼び戻しを拒否するようになる場合があります。
呼び戻しのトレーニングにおいては、犬が自分からやってきたときに大きな声で褒めることで、犬に「呼び戻すことは楽しいことである」というポジティブなイメージを与えることが重要です。犬が自分から戻ってきたら、必ず褒めてあげてください。
このように、犬しつけの基本である呼び戻しのトレーニングでは、犬に対して怖さや嫌な思いをさせることなく、ポジティブな経験を与えることが重要です。絶対にやめてほしくないことは、犬を罰することや、無理に呼び戻すことです。しっかりとポジティブなトレーニングを行い、愛犬との信頼関係を築いてください。
