【本質論】犬の散歩の興奮、ひっぱりを劇的に改善するしつけ法【ドッグトレーナー解説】

【本質論】犬の散歩の興奮、ひっぱりを劇的に改善するしつけ法【ドッグトレーナー解説】

本質論とは、動物の本来の本性や行動パターンを理解し、それを尊重しながらも、望ましい行動へと導くしつけの方法です。では、犬の散歩中の興奮やひっぱりを劇的に改善するにはどのようなしつけ法があるのでしょうか。

まず、犬は元々狩猟動物であり、自然の中では走り回り巡回することが当たり前の行動です。それに加えて、散歩中に出会う刺激(人や動物の匂い、音や景色など)に興味を持つのも犬の本能です。そのため、散歩中に興奮し、ひっぱることが多いのです。

本質論に基づくしつけ法では、まず犬の本能や本性を理解し、それを尊重することが重要です。つまり、犬が興奮するのは当然の行動であることを理解し、その行動を否定するのではなく、上手にコントロールできるようにサポートすることが大切です。

具体的な方法としては、犬がまず散歩の準備という行為を楽しく感じられるようにトレーニングすることが挙げられます。これは、犬自身が散歩を望み、楽しんでいると感じることで、興奮しつつも主人のコマンドを待つことができるようになります。

また、散歩中に興味を持つ刺激に対するトレーニングも有効です。例えば、犬が他の犬に興味を持って近づこうとした時、主人のコマンドで座るように訓練することで、その刺激が強くなっても犬が興奮しすぎることなく、上手にコントロールできるようになります。

さらに、犬が散歩中にひっぱることについても、本質論に基づくしつけ法では、自然な行動である引っ張ることを否定するのではなく、リードを引っ張った時には歩くのを止めるようにトレーニングを行います。これにより、犬がリードを引っ張らなければ歩けることを学び、徐々にひっぱることをやめるようになります。

犬の本質を尊重し、楽しくトレーニングを行うことで、散歩中の興奮やひっぱりを劇的に改善することができるのです。ただし、しつけの成果は個体によって異なりますので、時間と忍耐が必要です。また、必要以上に犬を抑え込んだり、叱りすぎることは犬の信頼を損なうことにつながるため、穏やかなコマンドと繰り返しのトレーニングが重要です。

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