から最後の日までの流れ
預託訓練とは、飼い主が犬をトレーニングする代わりに、専門のトレーナーが犬のしつけを行うことを指します。今回は２週間の預託訓練で、初日から最後の日までの流れを説明します。
初日、トレーナーと犬はまず初めにじっくりとお互いを知る時間を持ちます。トレーナーは犬の性格や特徴を把握し、どんな問題行動や躾が必要かを見極めます。その後、トレーナーは飼い主から犬の日常生活や特に改善したいポイントについて詳しく聞きます。これらの情報を元に、トレーナーは犬のための個別のトレーニングプログラムを作成します。
続いて、トレーナーは飼い主に犬のトレーニングの仕方や日常生活での注意点などをレクチャーします。飼い主が理解したら、犬とトレーナーが一緒にトレーニングを始めます。初日は基本的なコマンドの習得や基本的な行動の改善を中心に行い、犬にもトレーナーにも緊張感を和らげることが大切です。
2日目以降は、毎日犬とトレーナーが一緒に過ごしながらトレーニングを行います。例えば、リードの引っ張り防止やトイレトレーニング、飼い主から離れて落ち着いていられるようにするなど、その犬に合わせたトレーニングが行われます。トレーナーは毎日、犬の進歩や課題を飼い主に報告し、飼い主も頻繁にトレーナーとコミュニケーションを取ることができます。
最終日、トレーナーは飼い主と一緒に犬のトレーニングを振り返ります。犬の進歩や飼い主に伝えたいことなどを共有し、犬の今後の生活について一緒に相談します。また、飼い主には犬のトレーニング方法や日常生活でのサポート方法などをアドバイスすることで、犬のトレーニングの成果を維持するためのサポートも行います。
訓練を終える日、飼い主はトレーナーから犬を受け取り、犬とトレーナーのお別れの後、飼い主と犬で最初に会ったときよりもずっとよくしつけられた犬との新しい生活をスタートすることができます。しかし、しつけは一生涯続きますので、飼い主が日々のコミュニケーションや育て方に気を配ることが大切になります。預託訓練は飼い主と犬の信頼関係を深める一つの手段として、より良い生活を送るための良いスタートを切ることができるでしょう。
