「褒めればOK」はウソかも?|しつけで注意すべき“ごほうび依存”とは

「褒めればOK」はウソかも?|しつけで注意すべき“ごほうび依存”とは

「褒めればOK」という考え方は、子どもに対するしつけの方法としてよく言われるものです。しかし、実際にはこの考え方には欠点があります。

子どもを褒めることで、それを繰り返すように教え込むことができますが、褒めることによって子どもが「ごほうび」を期待するようになる可能性があります。つまり、「褒められること=ごほうびをもらえること」という図式ができてしまうのです。

これは、子どもが「自分の行動はごほうびによって評価されるものであり、ごほうびをもらえないということは自分の行動が悪いものである」という考え方を身につけることにつながり、将来的には成長の過程で「ごほうびをもらえない=自分の価値がない」という否定的な思考を持つようになる可能性があります。

また、褒めることで得られる喜びや満足感が、子どもにとって重要なものになりすぎてしまうことも考えられます。そのため、ごほうびをもらえないことや褒められないことに対するストレスを感じやすくなり、自分の行動や努力を評価する基準が外部からの評価に依存してしまう可能性があります。

子どもには、それぞれの行動にはそれぞれの意味があり、自分の価値や努力は外部からの評価だけで決まるものではないことを教えることが大切です。褒めることも大切ですが、それだけに頼ることなく、子どもの内面や意欲を育てるためにも、適切なバランスを保つことが重要です。

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