あてはまったら要注意。ストレスを抱えている犬がする行動8選【ドッグトレーナー解説】

あてはまったら要注意。ストレスを抱えている犬がする行動8選【ドッグトレーナー解説】

犬はストレスを感じると、人間と同様にさまざまな行動をとることがあります。その中でも特に注意が必要な行動を「あてはまったら要注意」と言います。ここでは、私がドッグトレーナーとして経験した中で、ストレスを抱えている犬がする可能性がある8つの行動を説明します。

1. リソースガード
これは、犬が自分の所有物やエサ、場所などを人や他の犬から守ろうとする行動です。これは、犬が不安や不快な状況に置かれたときに強いストレスを感じ、自分のものを守ろうとするために起こります。例えば、エサやおもちゃを強く守る、ベッドやソファーの上に人が近づくと唸るなどがあります。

2. 消化器系のトラブル
犬はストレスを感じると消化器系に影響が出ることがあります。下痢や嘔吐などの症状が現れる場合があります。また、ストレスが長期間続くと胃潰瘍や慢性的な消化器疾患を引き起こすこともあります。

3. 体の異常な舐め方
ストレスを感じると、犬は自分の体を異常な程に舐め続けることがあります。これは、ストレスを感じることで緊張がほぐれるという犬の本能的な行動です。一時的なものであれば心配はありませんが、長期間続くようであれば病気の可能性もあります。

4. 過剰な甘噛み・噛みつき
ストレスを感じると、犬は不安や緊張を発散するために甘噛みや噛みつきをすることがあります。例えば、人や他の動物が近づいたときに噛み付いたり、散歩中にリードを噛んだりする行動がみられることがあります。

5. 過剰な興奮・落ち着きにくさ
ストレスを感じる犬は、通常よりも活発になったり、落ち着きにくくなったりすることがあります。例えば、散歩中に通常以上に引っ張るようになる、人や他の犬に対して興奮して吠えるなどがあります。

6. 隠れる・逃げる・振り向く
ストレスを感じた犬は、不安や恐怖から隠れるようにしたり、逃げようとしたりすることがあります。また、人や他の犬が近づくと逃げたり振り向いたりする行動もみられることがあります。

7. 排泄時の問題行動
犬はストレスを感じると、排泄時にも問題行動を示すことがあります。トイレの中ではじき出す、散歩中に排泄しようとしない、排泄物を食べるなどが例に挙げられます。

8. 攻撃性・恐怖心の強さ
最も重大な要注意行動として、攻撃性や恐怖心の強さが挙げられます。ストレスを感じる犬は、急に攻撃的になったり、過剰に恐がるようになったりする場合があります。このような行動が見られた場合は、迷わず専門家に相談することが重要です。

以上が、私がドッグトレーナーとして経験した中で特に注意が必要な、ストレスを抱えている犬がする可能性がある8つの行動です。もし、愛犬がこれらの行動をとっていた場合は、まずは獣医師やドッグトレーナーに相談し、適切なケアを行いましょう。

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