保護犬の散歩のひっぱり、歩かない、ビビリ癖をしつけ改善【プロドッグトレーナー解説】

保護犬の散歩のひっぱり、歩かない、ビビリ癖をしつけ改善【プロドッグトレーナー解説】

保護犬は、過去の経験やトラウマの影響で、散歩の際にひっぱりや歩かないといった問題行動を示すことがあります。また、新しい環境や人間にとっても不安な状況であるため、ビビリ癖を持つこともあります。しかし、しっかりとしたトレーニングを通して、このような問題を改善することが可能です。

まず、ひっぱりの問題については、犬がリードをひっぱるのは、飼い主よりも前を歩きたいという欲求からきている場合がほとんどです。このような場合、飼い主が犬をリードで引っ張ろうとすると、犬はますますひっぱりを強めてしまいます。そのため、まずはリードをしっかりと握り、犬にリードを引っ張らせないようにすることが重要です。また、犬がリードを緩めたときには、すぐに褒めることで、リードを緩めることが良いことだと犬に理解させることができます。

歩かないという問題については、まずは犬のペースに合わせて歩くことが大切です。また、飼い主がリードを緩めることで、犬がストレスを感じずに安心して歩くことができるようになるため、リードをしっかりと握るのではなく、緩めることを心がけることが重要です。さらに、犬がリードを引っ張りたくないように、飼い主が先に歩くことで、犬は自然と後ろを歩くようになります。

ビビリ癖については、まずは犬の怖がるものを特定し、それに慣れさせることが重要です。例えば、車や他の犬などにビビリ癖がある場合、まずは少し離れた距離から見せて、慣れていないときには怖がらないようにし、徐々に距離を縮めていくことが大切です。また、犬が怖がるときには、飼い主が落ち着いて接することで、犬も安心してくると言われています。

以上のように、保護犬の散歩におけるひっぱりや歩かない、ビビリ癖を改善するためには、飼い主が犬とのコミュニケーションを大切にし、丁寧なトレーニングを積むことが重要です。また、犬の気持ちや行動を理解し、その特性に合った対応をすることが大切です。もし、トレーニングがうまくいかない場合は、プロのドッグトレーナーに相談することで、より効果的な方法を学ぶことができます。

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