今回のしつけ相談では、犬が帰宅時や部屋から出て行く時に飛びつくという問題についてお話しします。
まず、犬が飛びつくのは、飼い主の帰宅や出かけることが楽しいと感じているからです。犬は飼い主が大好きで、一緒に過ごすことがとても楽しいと感じています。そのため、飼い主が帰宅するのを楽しみにしていると同時に、出かけることを寂しく思っているのです。
このような犬の気持ちを理解して、飛びついてくる行動に対して怒ったり叱ったりするのは良くありません。そうすると、犬はますます不安な気持ちになり、飛びつく行動がますます強くなってしまいます。
では、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まずは、帰宅時や部屋から出る時に余裕を持って行動することが重要です。犬が興奮しないように、静かに部屋に入り、静かに出て行くようにしましょう。また、犬が飛びつくのを防ぐために、ドアを開ける際には犬の目線より少し高い位置に手を添えて、身体全体を前に倒してドアを開けると良いです。これにより、犬は飛びつくことが難しくなります。
さらに、帰宅する時には犬に「お座り」などの基本的なコマンドを覚えさせると良いでしょう。これにより、興奮する前に犬にコマンドを出すことができれば、犬も静かに座って待つことができるようになります。
また、犬が飛びついてくる時には、抱きついたり手で押したりするのではなく、膝やおしりなどを少し後ろに出して、犬が飛びついてきた時に弾かれるような形で対処すると良いです。これにより、犬が自分の身体が触れて来ないと分かった時、自然と飛びつく行動も減ってきます。
しかし、犬がまだまだ若いパピーの場合や、それでもしつけができない場合もあります。そのような場合は、専門家に相談することをおすすめします。犬のしつけには個体差があるため、個別のアドバイスをもらうことで効果的な方法で対処できるようになるかもしれません。
ここで大切なのは、犬とのコミュニケーションを大切にすることです。犬の気持ちを理解し、怒らずに穏やかに対応することで、犬も飼い主の気持ちに寄り添うようになるでしょう。しつけは時間と忍耐が必要ですが、犬と一緒に成長していく楽しい時間になること間違いありません。
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