そのごほうび、間に合ってる？〜犬が行動を覚える0.5秒のルール〜

犬のしつけや訓練をする際に、知っておくと役に立つのが「間に合ってる？0.5秒のルール」です。これは犬が行動を行った後、0.5秒以内に自分が望んでいる行動ができているかどうかを見ることで、その行動を維持・強化することができるという理論です。例えば、飼い主が犬に「待て」と命令した場合、犬が0.5秒以内に待つことができていれば、良い行動として褒めて維持することができます。しかし、0.5秒以内に待てなかった場合は、その時点で待てなかったことを指摘するよりも、再度「待て」と命令して正しくできた時に褒めることで、より効果的に行動を覚えさせることができます。犬は短期記憶が短いため、行動を行った直後に褒めることでより強く記憶し、習得することができるのです。このルールを意識することで、犬のしつけや訓練がよりスムーズに進むことができます。