ガンドッグトレーニングとは、狩猟で使用するレトリバー種の犬を訓練することを指します。このトレーニングはスウェーデンの狩猟文化に欠かせないもので、レトリバーの持つ能力を最大限に引き出すために行われます。
訓練の様子を見学することができるということで、私はスウェーデンにあるガンドッグトレーニングのトレーニングセンターを訪れました。まず訓練場に入ると、真剣な表情でレトリバーを訓練するトレーナーたちの姿がありました。
トレーナーからの合図で、レトリバーは素早く鳥の模型を取りに行き、ほぼ完璧に持ち帰してきます。また、池には鳥の模型が浮かべられており、トレーナーが指示するとレトリバーが泳いで模型を取りに行く姿も見ることができました。その柔らかいしなやかな泳ぎには、まるで水に生まれついたようなレトリバーの姿が見て取れました。
このガンドッグトレーニングでは、レトリバーたちは鳥の模型を探し、適切な方向に持ってきたり、運んだりするのではなく、鳥を発見して主人の元に持ってくるように訓練されています。そのため、訓練の成果として、レトリバーたちはとても協力的に主人と一緒に狩りをすることができるようになります。
このガンドッグトレーニングを見学して、レトリバーの能力や狩猟文化に感銘を受けました。スウェーデンでは、狩猟だけでなく、レトリバーとの訓練や犬との絆を大切にすることがとても重要なのだと感じました。これぞ本当のレトリバー、と心から感じた体験でした。
