犬のしつけ中級編では、社会性とマナーのトレーニングを行います。社会性とは、他の犬や人との関わり方を含めた社会生活で必要なスキルです。マナーとは、まわりの人や物を尊重するふるまいのことです。
1. お散歩のマナー
ご家族や近隣の方々との散歩を楽しむためには、リードの使い方や引っ張らない歩き方、他の犬や人との接触を避ける方法を学びます。
2. 来客への対応
家の玄関やリビングでの挨拶の仕方や、訪問者に吠えずに静かにしている方法を学びます。また、訓練の際に吠える状況を見つけ、その場面での対応をトレーニングすることも重要です。
3. 他の犬との遭遇
公園やドッグランなどで他の犬と接触する場面もあります。そんな時に慌てずに静かに近づく方法や、他の犬とのコミュニケーションのとり方を学びます。また、万が一吠えあいになった時の対応もトレーニングします。
4. 自分の食べ物の守り方
食べ物のリソースガードという行動を防ぐために、自分のごはんやおもちゃを他の犬や人から守る方法を学びます。
5. 場所を選ばない排泄の予防
家の中や公園など、場所を選ばずに排泄してしまう犬もいます。排泄のトレーニングを通して、特定の場所での排泄を促す方法を学びます。
6. 人や物に飛びつく癖の予防
遊びの中で人や物に飛びつく犬は危険です。フセや待てなどの基本的なコマンドを強化することで、飛びつきを抑制することができます。
7. 乗り物への慣れ
バスや電車などの乗り物に慣れさせることで、外出時の移動がスムーズになります。乗り物に乗る際のマナーや、不安な時の対処法も学びます。
8. 飼い主の指示に従うこと
コントロールが難しい時や、行動が欲求によるものの時に、飼い主の指示を従うことを教えます。飼い主と一緒に行動することで、犬との信頼関係も深めることができます。
9. 新しい環境への適応
旅行や引っ越しで新しい環境に慣れることはストレスがかかることです。新しい環境でのトレーニングを通して、安心して過ごせるようにサポートします。
10. 基本的なコマンドの確認
前回の基礎編で学んだコマンドを確認し、更に応用を加えて確実にできるようにします。飼い主と犬がコミュニケーションを取りやすくなります。
犬のしつけ中級編では、コマンドの習得だけでなく、社会性やマナーを身に付けることで飼い主との関係や社会生活の質を向上させることができます。犬の性格や能力に合わせたトレーニングを行い、より良いパートナーとの暮らしを楽しんでください。
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