犬が拾い食いをするという行為は、実は彼らの本能によるものです。野生の動物である犬にとって、食べ物は生きるための重要なものです。そのため、飼い主が与えるご飯以上に、街中や公園で見つけた食べ物に対して興味を持ち、拾い食いをしてしまうのです。
しかし、散歩中の拾い食いは犬にとっても危険な行為です。人間が捨てたゴミや食べ物には毒や細菌が含まれていることがあり、それを食べることで犬はお腹を壊したり、重篤な病気を引き起こすことがあります。また、道路に飛び出している食べ物を拾おうとすることで交通事故に巻き込まれる危険性もあります。
では、散歩中の拾い食いをやめさせるコツは何でしょうか?まずはしつけから始めましょう。犬には「拾ってはいけない」という信号をしっかりと教えることが大切です。リードを引っ張りながら「おすわり」という指示を出し、食べ物に近づいても従順に座れるようにトレーニングします。
また、散歩中には必ず自分のペースで歩かせ、拾い食いしやすい場所を避けることも重要です。犬は自然と早く歩きたがる傾向がありますが、飼い主が自分のペースでリードを引くことで、拾い食いの場面を減らすことができます。
さらに、散歩中の拾い食いを防ぐためには、愛犬にしっかりと与えるご飯やおやつの量や時間を確保することも大切です。お腹がすいている状態で散歩をしていると、犬はより食べ物に興味を持ち、拾い食いをしてしまうことがあります。定期的にご飯を与え、満足した状態で散歩をするよう心がけましょう。
愛犬の安全や健康を守るためにも、散歩中の拾い食いはやめさせることが重要です。しつけや注意を怠らず、安心して楽しい散歩を続けるためにも、犬の本能に振り回されずにしっかりと対策をしていきましょう。
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