[犬しつけ] まての教え方を動物心理学者が解説

する

「まて」は、「stay（どこにいてもじっとしている）」や「wait（一時的に静かにしている）」とは異なり、長期的な待機を指すしつけ行動です。これは、飼い主が手際よく犬の姿勢を変えたり、活動レベルを調節したりできるようにするために必要なことです。

まずはじめに、まてのしつけにはしつける前の準備が欠かせません。犬がリラックスしている状態でしつけを行うために、リラックスできる場所を用意しましょう。また、犬が集中できるように周りには余計な物を置かないようにし、落ち着いた状態を作ります。

まてのしつけ方は、シット、ダウン、スタンドをしっかりとしつけておくことが重要です。また、こちらの姿勢も大切です。犬がリラックスしてまち、自由を制限しないようにしましょう。

まての練習の際には、まずはシットやダウンの姿勢をとることで、命令を促すようにしましょう。そして、手を伸ばして指差し、まての合図をしましょう。顔を真っ直ぐにすることで、犬に自分の顔を見ていることを意識させ、注意を引くことができます。

犬がまての姿勢をとるときは、リードを使わずにまずは近くで試してみましょう。犬がこれに応答したら、一歩一歩離れてみましょう。離れても、まっていると犬に分かるように命令をしましょう。犬がまての姿勢をしたら、一歩ずつ近くへ戻り、リラックスします。犬がまての姿勢を続けるように要求を強めていくことで、長期的なまてができるようになります。

最後に、まてのしつけは犬のストレスを引き起こすことなく行うことが重要です。犬の行動をよく観察し、訓練方法を調整することでより効果的なしつけができるようにしましょう。

犬しつけのまては、時間と訓練が必要ですが、しっかりとした訓練を行うことで、飼い主と犬のコミュニケーションもより深まり、より快適な生活を送ることができるようになります。