【完全版】犬の食糞予防としつけ法を警察犬ドッグトレーナーが解説【全飼い主必見】

【完全版】犬の食糞予防としつけ法を警察犬ドッグトレーナーが解説【全飼い主必見】

犬の食糞(うんちを食べること)は、飼い主の中でも最も悩ましい問題の一つです。しかし、犬が食糞をするのには様々な理由があり、それぞれに応じた対処法があります。今回は、警察犬のドッグトレーナーである私が、犬の食糞予防の重要性としつけ法についてお伝えします。

まず、犬が食糞をする理由の一つに、ママ犬が新生児のうんちを舐めるという本能があります。この時期にしっかりと社会化をしていなければ、その本能が強く残ってしまい、大人になってもうんちを食べてしまうことがあります。また、犬が暇だったり、栄養不足を感じている時にも食糞をすることがあります。さらに、飼い主が犬を叱ったり注意したりすると、逆に反抗的な行動として食糞をすることがあります。

こういった理由から、まずは犬の心の状態を理解し、対処することが大切です。具体的な対処法としては、次の3つの方法が挙げられます。

(1)マズルを使用する方法

まずは、散歩中に犬が食糞しようとした時に、マズルを使用する方法です。これは犬の首輪を外し、鼻と顎を覆うようにマズルを装着する方法です。これにより犬はうんちを口に入れることができなくなります。しかし、この方法は犬にとってストレスを与えるため、一時的な対処法として使用することをお勧めします。また、マズルを使用しても完全に食糞を防ぐことはできませんので、しつけも併用して行いましょう。

(2)しつけによる解決法

食糞をする犬は、基本的に社会性が弱く、自分のことしか考えない傾向があります。そのため、犬が食糞をした時に注意したり、叱ったりすることは、逆効果になることがあります。犬には、しつけによる「ありがとう」の気持ちを教え、自信を与えることが重要です。具体的には、犬が何か良いことをした時には褒めることや、いい子だねとほめたり、美味しいものを与えることで、犬に自信を与えてあげることが大切です。

また、犬が食糞をしてしまった時には、咎めずに徐々に離していき、その後足元に散歩道具を置くなど、犬が自分の行動に対する責任を自覚するように仕向けることも重要です。

(3)栄養面の改善

栄養面の改善も、食糞予防につながります。犬が栄養不足を感じていると、自分のうんちを食べてしまうことがあります。そのため、犬にはバランスの良い食事を与えることが重要です。市販のドッグフードを使用する場合は、栄養面に気を付けたものを選びましょう。

さらに、犬がストレスを感じずに暮らせる環境づくりも重要です。犬は飼い主の気持ちに敏感に反応し、ストレスを感じると病気や問題行動を起こす場合があります。そのため、日々の生活を大事にし、愛情を持って接することが大切です。

以上のように、犬の食糞予防には心の状態を理解し、マズルやしつけ、栄養面の改善など、様々なアプローチが必要です。しかし、自分の犬の心を理解し、日々の生活を愛情を持って過ごすことで、犬が自信を持ち、食糞をしなくなることができるはずです。飼い主の理解と愛情が大切なのだということを、ぜひ覚えておいてください。

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